回復力を高める

物事に集中して取り組むために、絶対に必要なことがある。

それは、回復力を高めることだ。

身体は夜に再生される

人間の身体は、夜の間に修復される。
日中、起きて活動しているときは血液のほとんどすべてが脳に集中するが、夜になると血液は全身に行き渡るようになり、その時には肌にも栄養が行き渡るため、全身が夜寝ている間に再生と修復を行っている。

成長ホルモン

成長ホルモンは、新陳代謝を活発にし、疲労を回復させ、肉体を再生させる。

成長ホルモンの主な役割

  1. 筋肉へ送るアミノ酸の量を増加させて、タンパク質合成を向上させ、筋肉量を増加させる。
  2. 糖をエネルギーに変え、体内でのエネルギー消費量を高める。
  3. 脂肪細胞中に蓄えられている中性脂肪を分解し、血液中に遊離脂肪酸を放出させる。その遊離脂肪酸は肝臓や筋肉などで分解され結果として体脂肪が減少する。
  4. カルシウム、リン、マグネシウムの利用効率を上げて骨形成を促進させる。

成長ホルモンは加齢とともに減る

成長ホルモンの分泌量は生後~小児期に多く、思春期(成長期)で分泌量が最大となる。そして年齢とともに徐々に下がり、20歳前後から一転して減少していく。

成長ホルモンの生涯分泌パターン

成長ホルモンは健康や若さを保つために必要不可欠

減少するとは言え、成長ホルモンは成人でも一定量は分泌されており、肌の再生や病気への抵抗力の維持、など健康や若さを保つ上で必要不可欠なホルモンとなっている。

成長ホルモンの各器官への作用

成長ホルモンが減ると・・・

成長ホルモンが減少すると、身体のメンテナンスが出来なくなり、結果として様々な障害や症状が発生する。

成長ホルモン分泌不全による主な症状

成長ホルモンは睡眠中に分泌される

睡眠は1.5時間サイクルで深いノンレム睡眠と浅いレム睡眠を繰り返していて,「ノンレム睡眠」の中には最も深い「徐派睡眠」があり,この時間帯に最も多く成長ホルモンが分泌される。
成長ホルモンがもっとも分泌される時間帯は、22時〜2時ぐらいだとされる。

つまり、22時〜2時くらいで、ノンレム睡眠、それも最も深い「徐派睡眠」をとることで、必要な成長ホルモンが分泌され、身体は修復されるということになる。

このように、成長ホルモンの分泌は睡眠時に行われるため、成長ホルモンの安定した分泌には、同じく『安定した質の高い睡眠』が必要不可欠なのだ。

内臓の休息

午前2時から4時の間は、内臓を修復する時間とされている。

特に、代謝や消化に関わる臓器

  • 肝臓
  • 膵臓
    などは、午前7時までは活動を休むように出来ている。

肌の修復

肌などを修復する時間帯は、23時から2時までと言われている。

脳のクリーニング

脳は睡眠時に、日中の活動時に溜まった有害な老廃物を除去するシステムを持っている。

脳のクリーニングは、それ自体が大量のエネルギーを消費するため、目覚めているときの脳の活動を阻害しないように主に夜間に行われるのだ。

情報の整理整頓と記憶の定着

起きている間は絶えず五感から情報が脳に送り込まれている。この状態では脳はインプットした情報を整理している時間がとれない。そのため、「情報が入って来ない時間」が頭の整理にとって必要になってくる。つまり、「睡眠」である。

そうやって整理された情報が頭に定着し記憶となっていく。

不要な記憶の忘却

レム睡眠時に情報の整理をし、不要とされた記憶は忘れ去られる。
忘れる能力があるからこそ、脳の機能は保たれる。

身体の歪みの解消

身体は睡眠時、楽な姿勢をとろうとする。
楽な姿勢をとると、自然と骨格の歪みや筋肉の張りが取れてきて、身体が調ってくる。
つまり、睡眠時に無意識に日中の活動で生じた歪みを取ろうとするのである。

睡眠の質を高める新常識