快楽追求の代償

今まで仕事でずっと自分を抑圧した結果、仕事うつで休職を余儀なくされた僕は、一転して自分を抑圧して来たものを全て振り払うように、様々な活動をした。

それは自由と快楽への渇望を満たす、凄まじい欲求に衝き動かされた結果であった。

心の赴くままに、貪欲に欲求を満たし続けた。

この時期の体験は凄まじい快楽の連続だった。
次から次へと起こる未知の体験。

言うなれば、ディズニーランドで次々とアトラクションに乗り続けていたようなもの。

ディズニーランドは人が住む場所ではない。
夢の国だ。
娯楽施設だ。

春から始まった、この夢の国のアトラクション生活は、初冬のころに破綻を迎える。

僕は、自分の悲惨極まり無い現実から目を背け、かりそめの快楽を追求するために、持てる全てのものを使い果たした。

体力。精神力。財力。

それら全てが一度に切れてしまった。
奇しくも、バランスチェックを受け、現実を見てすぐのことだった。

僕は、原因不明の体調不良で、1ヶ月寝込んだ。
当時はこれも「浄化のプロセス」とか自分で言っていたが、実態は飽くなき快楽の追求の代償であった。

夢の国