快楽依存による経済破綻

快楽を追求するためにはお金が要る。

事実、旧体験をするには全てお金が必要だった。

身体を癒すための活動にしてもそうだ。
タダで快楽を得れはしなかった。

会社を休職していた僕には収入源が無かった。
にもかかわらず、快楽の追求は止むことは無く、快楽を得るために回せるお金がなくなった僕は、キャッシングを利用して活動資金を賄った。

借りたお金は返さなければならない。
が、返す当てなど無い。
返済日が近づく度に神経がすり減って行く。
そして、何の解決にもならないことを重々知っていながらも、借金の返済のために、別のカードでキャッシングしてきて、返済に充てた。

支払日はそうやってやり過ごすことで、当面は凌げる。
が、翌月にはまた返済日が来て、そのお金を工面しなければならなかった。
完全にマイナスのスパイラルに突入していた。

だが、新しい刺激的な体験をすることで、その痛みは和らいだ。
そのためにまた精力的に様々な活動に首をつっこんでいった。
そして、そのたびにマイナスが増えていった。

まるで麻薬中毒である。
ヘロインやコカインといった化学物質ではないが、実際に「楽しいこと」を体験することで刺激を得て、脳の快楽欲求を満たしていたわけで、その意味では僕は完全なる快楽中毒者であった。

キャッシングスパイラル