優先順位

会社員時代は、指示された目の前にあるやらなければならないことをこなすのが第一優先で、次に自分を癒すための時間をとり、余力で好きなことをするといった感じだった。

会社を辞めてからは自分を癒したり、反発している自分に向き合う時間が第一で、人に向き合うのがその次にウエイトを占めていた。そして、やはり余力で好きなことをしていた。

ところが結婚し、彼女と子ども達と生活を始めると、時間の使い方がまるで違っていた。彼らは自分のしたいと思ったことは必ずする。その時間を確保した上で、その前に時間があればしなければならないことをさっさと済ませるし、時間がなければしたいことをしてからしなければならないことをする。

また、僕はしたくないことはできるだけ先送りして、どうにも時間がなくなってあわててすることが多かったが、彼らはしたくないことはいつの間にか済ませている。

彼女は気になることは先に済ませておかないと、気になっている時間がもったいないという。やらなければならないことを放置しておくことが自分に取ってマイナスにしかならないことを良く理解している。先延ばしはストレスの元凶なのだ。だからいつも認識したら即行動だ。

息子はやりたくないことは適当にすますという。でもやらないという選択はしない。いつもマイペース。他人のペースに合わせない。自分の時間は自分で作る。

娘はどうせやらないといけないのに、何でしないんだろうという。その通りである。しかもやらなければならないことも歌いながらとか、好きなことをしながら同時にやってのけてしまう。

僕の優先順位は、やらなければ怒られるとか自分の身に危険が及ぶ段階になったもの、つまり期限が迫ったものがまず第一優先。やらなければならないことでも期限が先のものは片っ端から後回し。自分のやりたいことは完全にほったらかしで、目の前の楽しそうなこと、だけど全く生産性のないことにだらだらと時間を使っていた。それは、やらなければいけないことからの逃避行動だった。
小さい頃からしなければならないことの指示で育ってきた僕とは、時間に対する考え方が、根本的に違うのだ。

「何がしたいの?」「いつするの?」と彼女はよく相談に来た人達に質問している。たぶん子ども達も、その質問で育ってきたのだろう。

何を優先するかは自分が何に価値をおいているかの現れだ。

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